日本語支援

地域日本語教育体制づくり事業

ネットワークづくり、運営支援 会議の様子

 

茨城県は、多文化共生社会の推進、外国人材に選ばれる県づくりのため、県内どこにいても日本語学習の機会が得られる環境と関係機関の連携体制を構築します。

令和2年度より茨城県が文化庁補助事業(令和6年度から文科省補助事業)を活用して実施。日本語教室とのネットワークづくり・運営支援について、茨城県国際交流協会が県から受託して実施いたします。
本事業は国の地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業の補助を活用しています。

地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業 | 文化庁

目指す地域の姿

  • 日本人と外国人が安心・安全に暮らせる地域
  • 国籍・出身によらず、地域の構成員として誰もが持っている能力を発揮できる地域
  • 日本人と外国人とが相互に理解し、対等な関係をつくり、ともに参加する活力ある地域

主な取組

  • 地域日本語教育人材(学習支援者等)の養成・確保に取り組みます。
  • 日本語教室がない地域の日本語学習環境を整備します。
  • 「居場所・協働の場」「基礎日本語教育」の啓発・取組支援を行います。
  • 先駆的な実践取組を事例として紹介します。
  • 関係機関等との連携の充実を図ります。

プロジェクト・デザインの図

令和6(2024)年度

総括コーディネーター 加藤 雅春
(当協会交流推進課長、CLAIR認定多文化共生マネージャー)

地域日本語教育推進員 仙波 美哉子、羽鳥 愛
(日本語教師、文化庁地域日本語教育コーディネーター研修修了)

地域日本語教育コーディネーターの配置

地域日本語教育の推進を行うための担い手として配置します。

  • 活動期間:令和6(2024)年6月~令和7(2025)年3月
  • 令和6年度:茨城県国際交流協会が地域日本語教育コーディネーターを委嘱(調整中)
  • エリア分け:地域特性等をふまえ県内を4つのエリアに分け取組みを行う

地域日本語教育コーディネーターの活動

市町村、日本語教室ほか多様な関係者間の橋渡し、意見調整、地域日本語教育に関する諸課題の解決等に向けた実践活動を行います。

  • 市町村と支援者など地域日本語教育関係者間の連携やつながりづくり
  • 日本語教室立ち上げなどの相談受付、立ち上げ/活動継続のサポート
  • 市町村、日本語教室等からの申請に基づく研修講師等
  • 担当エリアでの地域日本語教育の課題調査、解決に向けた実践活動
  • 地域日本語教育コーディネーター同士での事例・課題の共有

地域日本語教育関係者連絡会議の開催(みんなで創る 日本語支援みらいシンポジウム)

目的

「生活者としての外国人」の日本語コミュニケーション能力向上とそのための環境整備の在り方について、行政、支援者、そしてさらに幅広い関係者への普及と事業の推進を図ります。外国人が地域社会の一員として日本人と共生できる地域社会となるために、シンポジウムによるディスカッションをはじめ、関係者を対象に行政情報の伝達や情報交換、連携強化につなげる機会を設けます。

開催形式

エリアごとに対面開催

日時、場所
ヒラメ(県北・県央)

8月1日(木) ザ・ヒロサワ・シティ会館分館 集会室9号 (水戸市千波町後川745)

ヒバリ(県央・鹿行)

8月29日(木) ザ・ヒロサワ・シティ会館分館 集会室9号 (水戸市千波町後川745)

バラ(県南)

9月20日(金) 牛久市中央生涯学習センター 大講座室 (牛久市柏田町1606-1)

ウメ(県西)

10月11日(金) 八千代町農村環境改善センター 会議室 (結城郡八千代町大字菅谷898-157)

  • 全日程14:00~16:00
  • 会場は駐車場完備(駐車料金参加者負担なし)
対象者

市町村職員(多文化共生主管課など)、日本語教室の支援者、企業・団体関係者で地域日本語教育や地域における外国人との共生等に関心をお持ちの方、など

「日本語支援みらいシンポジウム」についてくわしくはこちら

地域日本語教育の人材養成研修(対象:有資格日本語教師)

目的

日本語教師が行政施策としての多文化共生の地域づくりや地域での日本語教育に関わるため

開催形式

オンライン開催(最終回は対面)

日時

令和6年10月5日(土)〜12月21日(土) 10:00〜12:00 (一部11:30まで)

対象者

地域における日本語教育に関心がある日本語教師(諸条件あり)

地域日本語教育の人材養成研修」についてくわしくはこちら

基礎日本語教育モデルコース(対象:県内在住外国人を想定)

目的

地域で暮らす日本語コミュニケーションが難しい外国人が各地の日本語教室に参加できるように、日本語教育として公的機関が行うモデル取組みとして開催。外国人は基本的な日本語を習得した後、各地域の日本語教室に継続的に参加できるようになる。

開催形式

オンライン開催

日時

ファーストステップコース 8~10月(全13回)

セカンドステップコース 10月末~12月頃(全13回)

対象者

日本語が話せずこれまで日本語を勉強したことがない16歳以上の海外につながりがある方。(例:来日したばかり、日本語学習経験がない、日本語が話せない)

ファーストステップコース

セカンドステップコース URL準備中

支援者フォローアップ講座

目的

県内で地域日本語教育に関わる人、関心がある人のネットワークをつくり、実践活動を通して新たな地域日本語支援活動に目を向けます。

開催形式

オンライン+対面形式

日時

10月頃及び1月頃(2回開催) ※基礎日本語教育モデルコース(ファーストステップ、セカンドステップ)の終了に合わせて外国人受講者との交流を予定

対象者

「新しい茨城 日本語支援を考える会」(令和2~5年度に開催)、「新しい茨城 地域のための日本語サポートセミナー」(令和6年度に開催)受講者

年度末事業報告会(開催予定)

目的

今年度事業の成果と課題、今後の展望についての発表。

開催形式

調整中

日時

2025年2月20日(木)午後を予定

※このほか、以下の関連事業を実施いたしますのでご参加ください。(要申込)

新しい茨城 地域のための日本語サポートセミナー

目的

日本人と外国人が相互に理解し、対等な関係をつくり、ともに参加する活力ある茨城県の多文化共生の地域づくりを目指し、外国人住民のコミュニケーションを支援するための日本語サポーターの育成を図ります。

主催

当協会

開催形式

オンライン開催

 

セミナーは2つのコースからなります。

ビギナーコース
対象

これから日本語サポートを始める人

開催時期

茨城県内を4つのエリアに分けて開催
ヒラメエリア 6~7月 終了しました
ヒバリエリア 7~8月
バラエリア 8月
ウメエリア 8~9月

時間数

2時間×5回
このほかオンデマンドで各回事前動画視聴あり

内容

「多文化共生」「相互理解」を柱にした日本語サポーターの役割、地域づくりの日本語支援活動について学ぶ内容。

ビギナーコースについてくわしくはこちら

アクティブコース
対象

ビギナーコース修了者、すでに日本語支援を行っている日本語サポーター

開催時期

11~2月
テーマが異なる6講座を開講します。

時間数

21講座あたり2時間×3回

内容

異なる講師がテーマごとに異なる内容を扱います。

アクティブコースについてくわしくはこちら

  • 茨城県は今後ますます外国人が増えると見込まれます。「多文化共生」、「外国人との相互理解」、「多様性と地域社会づくり」などにご関心がある県民の皆さまは、ぜひ、日本語サポートセミナーを受講ください。
  • 日本語サポートセミナーは、地域日本語教育の体制づくり事業と同じエリアごとに開催します。日程上、サポートセミナー受講後のタイミングで各エリアの関係者連絡会議があります。サポートセミナーと関係者連絡会議の両方に参加すると、茨城県の地域日本語教育の取組みについてより深くご理解いただけます。